美味しいものの基本

鶴亀

2017年05月23日 21:11






本日のクラスは、すべて基本の基本の調理でした。






メニューは、

「おめでとう」





「根菜の旨煮」






「草餅」









「黒ごま塩」

試作会の課題のひとつでもある「8:2」の「ごま塩」

なぜ「8:2」なのか?をお話ししながら、

ポイントとなる塩の摺り加減やゴマ煎りを確認しながら完成。

ゴマの摺り方も良くできて、とてもよいごま塩になりました(^_^)v

他のクラスのごま塩と食べ比べたり見比べたりして、

摺り方やいりかたによる味の違いを確認していただきました。

中級では「7:3」のごま塩体験をします。




#おめでとう は玄米をよく拭いて、7倍粥にしました。
        ・なぜ水で洗わないのか。
        ・いる時にはじかせないのはなぜか。
        ・初めに3倍粥にして仕上げに熱湯を足すのはなぜか。
        ・なぜおめでとうなのか


 
#根菜の旨煮  は味醂も甘味料もなくても甘いおかずができるのがわかっていただけてよかった(*^。^*)
           ・こんにゃくの扱い
           ・具材を炒める順番
           ・ヘラの使い方で味が変わるのはなぜ
         



#草餅 は    ヨモギの繊維の硬いのはなぜ?を陰陽で考えながら根気よくすりつぶしました~  



#餡 は #小豆の煮方 本日の餡の甘味は #レーズンです。レーズンを入れるタイミングを誤ると雑味が出ます。
         ・餡の煮方が不十分なときにおこる体の変化



マクロビオティックはどこにでもある普通の食材で

健康のなれる調理法です。


お手当法と言って、体調が良くない時の対処法を中級で学びますが

全て台所にある食材で対処します。



何か特別なものを取り寄せたり買ったりする必要はありません。




が、お手当はあくまで、不調になった時の対処法です。ので、

マクロビオティックの教室では、まず、

不調にならないように健康を維持するための調理法や

今日の自分の体調はどうなのかということを感じられる感性を訓練します。


五感を使って調理し、お互いの感じ方の違いを知り自分の体調について知る。

12回の料理教室を通じて感じる力を高めていきます。



そして

自分にとって今必要なものは何かが分かるようになっていきます。


自分の体のブレを感じ取り、症状が出る前に対処す・・・・を繰り返し

いつも快適に活動できる体調を維持することを目指します。






初めにお手当ありきではありません。

マクロビオティックをやっている方でも

症状が出ると

「排毒ができてよかったわ~。風邪を引くのは体のお掃除だからいいことよ~」とか

「季節の変わり目に風邪をひくのは体の衣替えみたいなものだからね」と

おっしゃっている方もいます。 



たしかにそうですが、


季節や環境の変化に適応できるよう


普段からお掃除しなくて済む食生活を心がけたいものですね。



病気だけではなく、怪我をするのも陰陽のアンバランスによるものです。

状況に対処できない体調になっていたからです。


転んで骨折? 何か陽性すぎるものを食べていなかったかな?


などと、起こったできごとから原因を考えて次に生かす・・・・


を繰り返しながら、たくさんの学びを積み重ねて


次第に自分の命をうまく操縦できるようになっていきます。


自分の命ですから、お医者様にすっかりゆだねるのではなく


できるところまでは自分で対処したいものです。



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